月日は流れ、俺は病気や大きな怪我もなく順調に育った。だが、10歳の時に父が病で亡くなった。トリスタンは俺を実の息子のように育ててくれ、武術、剣術、暗殺術、狩りの仕方など、生きるために必要なことを教えてくれた。
彼は最後まで俺を自分の子供として育ててくれた。出会った頃は幼かったが、転生者である俺には当時の記憶があり、血の繋がりがないことは知っていたが、その話は一切せず、俺からも聞くことはなかった。血が繋がっていなくても、この世界で俺を育ててくれた父は、ただ一人の育ての父だ。
10歳の頃には一人で猛獣を狩れるようになっていたので、食事に困ることはなかった。生活費は主に猛獣の素材や、力尽きた冒険者や兵士が残した武具を売って稼いでいた。
武具の調達は、自分の実力を知らずに猛獣が多く生息するこの森に入ってくる冒険者がいるおかげで、生活が豊かになっているようなものだった。猛獣が現れて危険だと言われているからこそ、名を上げるために自分の力量を知らないハンターがこの森に足を踏み入れ、猛獣に倒される。その遺品を回収し、必要な消耗品の剣は倉庫に保管していた。他の装備は町まで売りに行き、得たお金で森で調達できない塩や調味料などの調理器具を購入し、残ったお金は貯めていた。
このハンターたちの遺体から装備をもらう行為は、この世界では一般的で違法でも問題でもない。前世の世界では嫌がられそうだが、こちらの世界では、そもそも落ちていた物は発見者の物になる。前世のように警察と同じ役割の兵士たちに届けても、受け取った兵士が自分の物にしてしまうので、かえって怪しまれてしまう。それに、落とし物を管理する法律やシステムも存在しない。実際に装備品を売るお店でも、兵士やハンターの装備品を売っても怪しまれることはなく、買い取ってくれる。
買い取ってくれる理由はもう一つある。それは、王国軍の紋章が入った武具が悪用され、過去に度々事件が起きていたからだ。王国軍の紋章を利用し、貴族邸や商家を襲い、金品を差し押さえだと偽って強奪する事件があったのだ。そのため、放置していると問題だと考え、兵士たちの武具は他の武器と比べると高額で買い取ってくれる。階級が上がれば紋章が立派になり、高額で買い取られる。
亡くなった者は所有者ではなくなるため、装備品や所持品はもちろん、お金も発見者の物となるのが一般的だ。でも、前世でもトレジャーハンターとかかっこいい呼び名で呼ばれているけど、墓荒らしとか埋蔵金で財宝を手に入れている人たちがいるよね? 同じようなものじゃないのかな。詳しくは知らないけど……埋蔵金だって持ち主が隠していた落とし物のようなものでしょ?
それと、猛獣や獣の素材、革、牙、角、肉も売れる。そんな感じで、十分に生活できている。特に問題もなく、静かな暮らしをしていたのだが……
パンの残りが少なくなっていて、それに素材もかなりの量が溜まっていた。村へ行くのが苦手で、ついつい後回しにしていたが、硬くて美味しいとは言えないパンがないと、食事をした気になれないし、すぐに腹が減ってしまう。仕方なく森の近くの村へ向かうことにした。村へ向かう途中は当然、容赦なく猛獣が現れて襲ってくる。父のトリスタンが言っていたように、猛獣は縄張り意識が敏感で、獣道や山道も縄張りに入っており、侵入すれば襲われる。それを利用して狩りをするのがトリスタン流の狩り方だ。
俺は、父のトリスタンにはなかった魔法の適性が異常にあるらしい。父が亡くなってから自己流で練習を積み……いや、自己流ではないか。アニメやゲームを思い出しイメージして、無詠唱で魔法を使えるようになっていた。父が剣やナイフが折れると悩んでいた問題も解決していた。剣に魔力を覆わせ、強度と切れ味を上昇させることができたのだ。
懐に入れていたナイフを魔力で覆い構え、襲ってくる猛獣の急所を正確に突き、あっさりと倒した。元々あったと思われるアイテムボックスに倒した獲物を収納する。父がいた頃は、荷物は父が持ってくれていたので、使う機会すらなかった。
このアイテムボックスは、収納している間は時間経過による劣化をしないようで、焼き立てのパンを収納していれば一月後でも取り出せば、焼き立てのパンを食べられる優れものだった。
村の素材の買取をやっている店で、人前で取り出せば大騒ぎとなるので、村の近くに着いたら布袋に売る分だけを入れておけば問題ない。ここで、武器屋や防具屋、アクセサリー屋、雑貨屋に細かく分けて売りに行けばいいのだろうが……父も素材買取店で売っていた。俺は人見知りなのと、交渉が苦手だったので、同じように素材買取店でまとめて売っている。
村での用事を済ませると、家に帰る途中に、ユウは森に滅多に使われなくなり整備がされなくなった道を通った。そこには放置された森の道に猛獣に襲われてボロボロになった馬車があった。その馬車の周りには、兵士らしき護衛の者たちが数人、防具ごと猛獣の爪で引き裂かれ亡くなっていた。ユウは周りにいた兵士を確認したが、生きている者はいなかった。
この道を通るくらいなら、ほんの少し遠回りになるが、安全で確実な森を迂回した道を通るのが常識だ。道はデコボコになっているし、倒木も至る所にある。さらに確実に猛獣に襲われる危険がある。
知らずに迷い込んだのかもな……と思いつつ武器や金目の物がないか見ていると、馬車の下に隠れるように、かつては綺麗だったであろうボロボロになり血に染まった薄水色のドレスを着た女の子が目に入った。彼女は同じ歳頃で、金髪のロングヘアーに綺麗な髪飾りを付けていたが、傷を負って気を失っていた。
ユウはその光景に驚き、慎重に近づいて女の子の様子を確認した。
周りの兵士たちの感じから、猛獣が腹を空かせて襲ったわけではなく、縄張りに入り込んだと思われ攻撃されたっぽいな……。襲って倒した兵士を獲物として食った様子もないし、引きずられ持ち帰った形跡もない。元々弱く、さらに弱っていた女の子はとどめを刺されずに放置されているしな……。たぶん、小動物くらいの無害な存在にでも思われたのかもな。
状況観察を終えた俺も、父と同じく放っておこうと思っていた。だが女の子はまだ息をしているし、放置しておくと人買いに売られるか、獣の餌にされ殺されるかだと思い、つい助けて背負って家まで連れて帰ることにした。
とりあえず、この場で応急処置として大きな傷を回復魔法で治し、彼女を背負った。
「そうね、領主兵だったわね。『エリー王女様』の居場所を探してたわね……」友人の声には不安が漂っていた。「そうそう。今回も探してたなぁ~。って……亡くなったって言って、お葬式もしたんじゃなかったか?」レイは、まだボーっとする頭で友人たちが話す言葉を聞いていた。「あぁ!そういえば昨日、一緒に遊んでた姉ちゃんが『エリー姉』って言ってたよな! 王女様が、もし生存していても森に住んでる訳ねーのに! 人違いなのに迷惑な話だよなー」と友人たちが話していた。「勝手に、盗み聞きして……勘違いとかやめて欲しいよなぁ~」友人は苛立ちを抑えながら言った。「それよりお前、店に戻りたいって気持ちは分かるけどよ、店に戻るような事はするなよ! 多分、兵士に見張られてると思うぞ……。関係者も捕えてるみたいだしなぁ」友人は心配そうに忠告した。「……今回の件は、領主様の国王様への点数稼ぎってところだと思うぞ。ちゃんと働いてますってアピールだろ」友人は冷静に状況を分析していた。「まぁ……今回は、いい迷惑だったよな。話を聞かれてたなんてなぁ……」友人は深いため息をついた。店の中で待っていると兵士に見つかり捕らわれるから危ないと言われていたので、物陰に隠れて様子を伺っていた。レイの心には不安と焦燥が広がっていた。すると昨日、遊んでくれた人を見かけて飛び出してしまった。レイの心には再会の喜びと希望がよぎった。 ―――◇―――◇―――◇―――◇―――◇――― レイから詳しく事情を聞いて血の気が引いた。 エリーが危ない……と思った。ユナとレイを抱え帰宅した。 帰宅をすると結界が破られ、争った形跡もありエリーの姿はなかった…… 不安と焦りから怒りへと変わってきた。 なんで俺の関わる人が不幸にされてしまうんだ? 俺になんの恨みがあるんだ! 俺は&
エリーのアソコが唇に触れると、エリーが体をビクッと震わせた。「あっ……。ん……んぅ……やぁ……♡」と甘い声を出した。 エリーの割れ目に沿って舌を動かし舐めると、体をピクピクと震わせ、腰を自分でヒクヒクと動かした。「ゆ、ユウさん……気持ちいい……です……。そこ、だめぇ……あぁっ……やぁ……♡」ぷっくりと膨れたクリトリスを優しく舐めると、体をビクッビクッと震わせ倒れそうになるのを手を握り支えた。 俺の下の方でも俺に跨り、俺の乳首を指で触りにゅぷ……にゅぷ……と音を立てユナが腰を動かしていた。「あ、あ、あっ……んぅ……っ、はぁっ、はぁっ……んんっ……♡ ユウ兄ぃ……気持ちいいよぅ……ユウ兄ぃ……♡」 こんなのに耐えられるわけもなく……ユナの中で何度か……射精をしてしまった。「ああっ、うあああ……! んっ……っ、なんか、で、でちゃうぅぅーっ」 その後……エリーともエッチをした。「ユナちゃんは……エッチです……」とエリーが呟いた。「うぅ……違うもん……。エリー姉……とユウ兄ぃが……エッチをしてるを見てたら、したくもなるよぅ……」と言い返した。 そう返され、エリーは顔を赤くさせた。「そ、そうで
「ねぇ、ねぇ……夕食まで、まだまだ時間あるよね~」と、ユナがニヤッと笑い、俺とエリーを見てきた。 嫌な予感がするんですけど……?「……夕飯には、時間はあるな」と答えると、エリーも頷いていた。「エリー姉……もっと、ユウ兄ぃと……イチャイチャしよぉ? ねぇ……♡」と甘えた声を出してモジモジしていた。「え? あ、うん……?」ユナのモジモジして頬を赤くさせている表情を見て理解したらしく顔を真っ赤にしていた。「だーかーらぁー三人で……仲良くしよぉ? 二人だけで……ずるーい」と言い出した。 ユナは、その前にエッチをしただろ……とは言えない。 それに、エリーは……ユナと俺がエッチをしていることも知らないと思う。「ゆ、ユナちゃんには……まだ、早いんじゃ……?」頬を赤くさせて、ユナを心配した表情をして言ってきた。「わ、わたしも、お嫁さんだもんっ。がんばるっ」と胸の前で拳を強く握って言った。 ユナは、なにを言ってるんだ!? いわゆる痴女なのか? 変態なのか? と思ったが、この小さな家で3人で暮らすなら、いつかはバレてしまうだろうし、お互い気を使いコソコソとエッチをしているのがバレて、険悪な雰囲気になるより良いのでは?と思ってしまった。 エリーのお腹を抱きかかえていた手をゆっくりと胸にスライドをさせ触った。「あっ、ユウさん……今はダメ……」と甘い声をだし、俺の久の上で内腿をモジモジさせ腰をピクピクと動かした。 仲良くしようと言い出した本人は、俺とエリーを抱きしめて、俺の唇に吸い付き舌を入れてきた。ちゅ、ちゅ、ちゅぅ……♡ ちゅばぁ……くちゅ、
外にユナがいると思うと……緊張すると言うか、恥ずかしいんだが……まあ、キスくらいなら…… エリーの腰に腕を回し、抱き寄せキスをした。「わ、わぁ……。ユナちゃんが、外にいるんですよ……だ、ダメです……恥ずかしいのです……」と言いつつも、抵抗はしてない。 それに、エリーの表情と胸の感触も柔らかく息子が反応してしまう。 大きくなった息子を、エリーに押し付けキスを続けた。「ゆ、ユウさん……だ、ダメです……はぅぅ……やぁ、あ、ユウ……さん……あ、あ、んぅ……そこ……当たってます……やぁ……」エリーが、力が抜けたように座り込んだ。 エリーを押し倒すように抱きしめ、抱き合った。「ユウさん……♡」と甘えるように名前を呼ばれ、ズボンを下げ息子を出した。「ちょっと……お待ち下さい……はぅぅ……ん……しょ……」プルプルと手を震わせ、慌てている様子だった。 エリーのスカートの中に手を入れ、下着を俺が脱がせると下着に透明な糸を引くのが見えた。それに薄っすらと輝く金髪の陰毛が薄っすらと見えた。「ごめん……」と言い、エリーの股に顔を入れると割れ目を舐めた。 「わっ。やっ。やぁ……だめ……! やぁ……あっ、あ、あんっ。あっ……」エリーは驚き俺の頭を押さえるが、だんだん
「きゃ、ユウ兄ぃ……ここ、そとぉ……」胸を腕で覆い隠した。「結界を張ったから、心配ないぞ?」言ってるそばから、獣が結界の横を通り過ぎていった。「わぁ……すごーい♪」と言っていたのを見て……失敗したと思った。これじゃ出かける度に、ユナにおねだりをされる気がする……「ユウ兄ぃ〜ユウ兄ぃ♡」と見られないとわかると、逆にユナから襲われ抱きしめられキスをされた。「ユウ兄ぃ……おっきくなってるぅ……♡」そりゃ……昨日の夜を想像しちゃってたからな。というか、美少女からおねだりされたら……なぁ。「仕方ないだろ……俺だって我慢をしてたんだからな」と答えた。「ふぅーん……ユウ兄ぃも我慢してたんだぁ……えらぁい♪ これは、ご褒美をあげなきゃね〜♡」と言い、ズボンを下げられ息子を出された。「わぁ……。夜見て分からなかったけど……可愛いっ♡」俺の股の間に座り、可愛い顔で息子を見つめて口を窄めて息子にキスをしてきた。 夜とは違い、ユナの表情がハッキリと見えるのでより興奮する。「……ぷはぁー♪ 先っぽからなにか出てるぅ……。これって、わたしの中で出したやつかなぁ? ぺろぺろ……」亀頭の先っぽをユナの柔らかな舌で舐められゾクゾクと快感が伝わり、勝手に息子がピクピクと動いてしまう。「ピクピクしてる〜♡ 気持ちいい……? ねぇねぇ〜。出ちゃぅ〜?」と可愛く首を傾げて聞いてきた。「俺も……舐めたい」と呟いた。「えぇ……。ちょっと……
「ん? え? はぁ?」腕を抱きしめてご機嫌そうだったユナが、俺を見上げて驚いた表情からムスッとした表情に変わった。「恩を返す……? お世辞……? 歳が離れてる? そんな……こと思ってないしぃ! ば、ばかぁ……ユウ兄ぃ……のばかぁ……フンっ」とそっぽを向いたが、腕は抱きしめたままだった。「出会って初日にグイグイ来るのっておかしいだろ?」そっぽを向いていたユナに言った。「……それは、そうだけど……一目惚れ……だったのぉ……! スゴイ好みの……お兄さんで、ドキドキしちゃって……この人とずっと一緒にいたいって思ったの! 優しくて……格好良くて、強いとか……はぅ……♡」怒っていたのに瞳をうるませて見上げてきた。 ユナの言葉からは、ウソを感じなかった。 あ、本気だったのか……好かれているとは思っていたけど、そこまで思っているとは思ってなかった。好かれていて、好意を持っているけど、行く宛もなく半分ほどは仕方なくかと思っていた。よく考えれば……さっきも、移動途中で首元を舐めてくるとか演技をし過ぎだよな。キスを求めるのも真剣だったしな。 見上げてきていたユナを抱きかかえると、怒っていることを思い出したのかそっぽを向いてきた。「やぁ……、離してぇ!」と逃れようと暴れてきた。「そうか……そんなに暴れるなよ、落ちるぞ。下ろすから……キスをしようと思っただけだって。悪かったな……」と暴れるユナを下ろした。「……わ、わぁ、今のなしなし……! なー